生活発表会では園生活の集大成になるような発表することができました。みんな本当に良い顔をするようになりましたよね。
あっという間に3月。今日は卒園式です。月日が経つのは本当に早い。
卒園式飾りの案を考える保育士から「卒園式のモチーフを水族館にしたい」とアイデアを受けました。なかなか良いアイデアです。今までの卒園式は厳かな感じで大人っぽく飾り付けていましたが、今年は子どもの作品を飾ろうということになりました。
保護者席の後ろに大水槽を作りました。泳いでいる魚は全て、春にこの子達が作った魚たちです。捨てることなんてできませんでした。こんな形でもう一度活用できる日が来るとは思ってなかったなぁ。春の思い出です。
鼓笛の曲の某アニメキャラクター。この子は幼児室の一番後ろから生活発表会の練習も当日も、ここから見守っていました。卒園式も同じです。みんなを優しい笑顔で見守ります。
パラバルーンの衣装のサングラスをかけ、小太鼓のスティックを持っています。横にはさつまいもが。探偵団に宝物を取り返して欲しいと言ったのも、このキャラクターでしたね。秋の思い出です。
子どもたちが作ったてるてるぼうずが雨を吹き飛ばし、雨の後に虹ができた。そしてその虹を超えて行く青い鳥。幸せの青い鳥は未来へ羽ばたいていく。
その青い鳥は桜の木を超えていく。みんなで作った木。最後にみんなで桜を咲かせました。これは冬の思い出です。
ツリーの横には七夕まつりの優勝トロフィーもあります。お神輿を担いだり、駄菓子屋さんをやったり、紙コップ投げ大会をしましたね。これは夏の思い出。
春夏秋冬。たくさんの思い出をこの保育園で作ってきました。
あんなに小さかった子どもたちが、今日はこんなに大きく成長したと感じる。私を見る目が卒園の喜びに満ちている。卒園の不安は生活発表会で乗り越えてました。1人ずつ、「小学校に行ったら〇〇します!」と元気に宣言していきます。
担任が選んだ曲は「ありがとうこころをこめて」
6年前に生まれた小さな命。こんなにも今、輝いている。
子どもたちから「ありがとう」を保護者の方に伝えてほしいと思って、担任がこの曲を選びました。私たちはこの子たちと一緒に過ごさせてもらって感謝で胸がいっぱいです。子どもたちからの「大好き」もいっぱいもらいました。
だからこの日は、お家の人たちにいっぱい「大好き」を伝えてほしい。「こんなに大きくなったよ」って伝えて欲しい。そんな願いを、この歌に託しました。
卒園式の主役は、親子だと思っています。
これ以外に良いシーンやイベントがありますがこの場では公開しません。あの日の感動は、子どもたちと参加された保護者の方、そして参加させてもらった私たち保育士だけの秘密にしておきましょう。親にしかわからない感動ってあると思うんですよね。あの笑顔も、あの涙も、私たちの胸にしまっておきます。
職員手作りの「お菓子で作ったランドセル」を背負った子どもたち。本物のランドセルじゃないけれど、とってもかっこ良いです。みんな、もうすぐ小学生になるんですね。
涙あり笑いありの素敵な卒園式でした。私たちが作ったのではなく、子どもたちと保護者の皆様と一緒に作り上げた感じがします。保護者代表のお言葉も、あのプレゼントも私たち保育士の心にしっかりと届きました。心が震える体験をさせていただきました。この日まで頑張ってきて良かった。
1年間の思い出に囲まれた会場で、この子達は、今日、きらり美南保育園を卒園しました。
こちらこそ、ありがとう。心をこめて、この言葉を送ります。
卒園おめでとう!
令和4年度ブログ、最後はお別れ会を解説して終わりたいと思います。もう少しだけお付き合いください。