5歳児七夕まつりプロジェクト第四回、接客編です。

前回は制作に力を入れていた子ども達。課題が接客であることに気付いていきます。

 

もう普通に教え合う

自然にお互いに「教えて」「いいよ」と声を掛け合って教え合う。チームを超えるのが当たり前になりました。特に金魚すくいチームの制作スキルは上がっています。

 

輪投げも形になってきた

土台に接続することも当たり前になってきました。床に印を貼って、そこから投げるというルールもできました。しかし、お客さんが印から投げることを破っていますが指摘することはできていません。定員としてのスキルはまだまだです。

 

距離感による難易度の理解

射的チームも床に印を貼っていますが、撃つ距離によって難易度が大きく変わるということを何度も試して確かめています。本当に今の位置で良いのか、難易度を変えるべきなのか、そんな思考のレベルまで上がってきました。

 

初めてのリハーサル

中盤の山場です。4歳児クラスの子達をお客さんとして呼ぶ日がやってきました。それぞれ2チームに分かれて接客をします。みんな大興奮です。うまくいくと信じて疑わない子ども達。リハーサルのスタートです。

 

まさかの展開

スタート直後、金魚すくいに全員がダッシュ。まさかの展開に対応できない金魚すくいの店員達。どうすることもできずに立ち尽くします。ルールも何もありません。無法地帯です。

 

仲間が励ます

何もできないのは金魚すくいチームだけではありません。お客さんが誰も来ない射的と輪投げも勢いに飲まれてしまっていました。

そこに待機中の仲間が来て「勇気を出すんだ」「いらっしゃいませ、だろ?」と励まします。なんと頼もしい仲間達。そして友情。

 

次々と助けに入る仲間達

その後、少しずつ射的や輪投げにもお客さんが流れていきます。チームを超えて待機中だった仲間達が全員接客に入りました。この温かい雰囲気は一体何なんでしょう。純粋な仲間意識とはこういうことを言うのではないでしょうか。

 

中だるみ

リハーサルで気が抜けたのか満足したのか、次の回ではまさかの水遊びが。遊びの時間を中断してまたみんなで掃除の時間となってしまいました。

このように一進一退を繰り返すのが子どもの成長です。これも予想される事態でした。保育士は温かく見守ります。前回あんなにカッコよかった子ども達です。またやる気を出してくれるはず。

 

本番へ向けて

本番と同じ位置に配置を変えました。中だるみはなくなり、やる気に満ち溢れる子ども達。コロナ対策でソーシャルディスタンスだけは保育士から指示します。

 

全員で集中的に改善する

どうしても人数が少ない輪投げについては同じ時間を確保してもスピードで劣ります。ここでは全員で「こうしたほうが良い」という意見を出し合い、全員で土台と的の改善に取り掛かりました。自分のチームを優先する人は1人もいません。

 

役割分担の打ち合わせ

射的チームでは役割分担がいち早くできていました。誰が何をするか役割を分け、打ち合わせていきます。大人でもこういう打ち合わせ苦手な人っていますが、5歳児でこのコミュニケーション能力、本当にすごいと思いませんか?

 

本番同様水を入れる

金魚すくいもついに水を入れての練習です。前回水遊びをしてますので、やはり水で遊ぶことが増えてしまって思うように接客ができません。役割分担という概念もこのチームにはまだ育っていないのです。

 

本番まであと2週間です。